インベーダー法の検査方法

測定方法

  • PCR-インベーダー法

    PCRの遺伝子増幅技術とインベーダー法の反応原理を組み合わせ、高感度で再現性の高い測定系です。

  • インベーダー法

    3.7Logコピー(5000コピー)以上において再現性の高い測定系です。

検査内容

スタンダードは、各菌種のインベーダーのターゲット領域を含むプラスミドを既知コピー数(菌数に相当)に段階希釈したDNA溶液を用います。SNP部位の前後それぞれの塩基配列と相補的な配列をもつInvader oligoとSignal Probe(5'側にシグナル検出のための配列“Flap”を併せもつ)がtarget DNAとハイブリダイズする際に、SNP部位で形成される3重鎖構造をCleavase Enzymeが特異的に認識し、Signal Probe上のFlapを切断します。(第一反応)

遊離したFlapは、蛍光検出用のFRET Probeとハイブリダイズし、そこで再び3重鎖構造をCleavase Enzymeが認識し、蛍光物質を遊離させます。この蛍光の増加量をリアルタイムで測定することで定量的 に測定することが可能となります。(第二反応)

インベーダー法の反応機序

インベーダー法による歯周病原性細菌数定量の原理

インベーダー法フローチャート

フローチャート

インベーダー法フローチャート